基本的にアフリカは・・・

アフリカと言う言葉から来るイメージは、大別して二つ。
一つはパリダカにあるような砂漠のアフリカである。
もう一つは、マサイ族と広大なサバンナと像とライオンかな??
ま、どっちも間違っていない。

でも、それ以外のアフリカもある。

親方が知っているのは、そのうちのいくつかの国でしかない。
「点」というよりは「線」で見てきたつもりであるが、決して「面」では見れていないのであくまでも「それなり」でしかないという事は前置きしておきたい。

親方が語れるのは、コンゴ民主共和国とタンザニア、ザンビア辺りである。
行った事が有る国でいえば、南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエ、ザンビア、タンザニア、ケニア、コンゴ民主共和国、カメルーン辺りかな?

●親方のアフリカの根城は・・・
 基本的に親方が居たのは、コンゴ民主共和国である。
それも、首都キンシャサではなく、東南の端っこの第2の都市ルブンバシである。
何でそんな所にいたのかについては、壮大なドラマになるのでまた別の機会に・・・・・
コンゴ民主共和国は、だいたいアフリカのど真ん中にある。
西隣にコンゴ共和国というのがあるので非常に紛らわしい。
コンゴ民主共和国の首都キンシャサとコンゴ共和国の首都ブラザビルはコンゴ川という水量では世界一(らしい)という茶色の水の川を挟んで向こうとこっちにある、世界一近い首都同士ということらしい。
一昔前に、モブツというすごい独裁大統領が牛耳っていた頃はザイールと言う国名だったので、いまでもDHLやUPSで荷物を送る時や、ウエスタンユニオンで送金する時には「ザイールだった方のコンゴです」と言わなきゃ分かってもらえない場合があるほどである。
首都キンシャサほど埃っぽくなくて、標高が高いせいもあって涼しくて比較的キレイな街である。
JECAMINEという銅の国営企業があり、それを中心にした街で、ベルギー人も少なくない。

    コンゴは右側通行である、圧倒的に日本車が多い               ルブンバシ駅前ロータリー

 

●日本からどうやっていくのかというと・・・
日本からコンゴ民主共和国に行こうとすると、ヨーロッパ経由というのがすぐに思いつくのだが、ドバイから南ア経由でいくという非常に燃料をたくさん使う方法もあるが、その方がなぜか安かったりする。
親方は、だいたい後者を利用していて、エミレーツ航空と言うドバイの王様がやっている航空会社がドバイ経由でアフリカ路線を一杯持っているので便利だしJALと相互乗り居ているのでゴハンも割と美味しかったりするのである。

そして、エミレーツでタンザニアのダレッサラムまで飛んで、そこからバスで3日掛けて行くという気の遠くなるルートを選ぶ場合が多い。
それは、バスだけじゃなくて向こうに輸出した車に乗っていくという一石二鳥の目的の為である場合が多いのだ。
その場合、実際走っている時間はバスと同じくらいだが、国境を2回越えないとならないのでそのための手続きで足止めを食う為にだいたい5日は掛かると思わなきゃならない。

親方の根城であるコンゴ民主共和国のルブンバシは、ダレッサラムから陸路で2200kmある。
道は全部舗装されていて、ダレッサラムから300kmほど走ったところで国立公園の中を突っ切る所もあって、像やキリンも見られてドライブにはもってこいのルートである。
ダレッサラムの街を出たら、ルブンバシに着くまで信号が3つしかないと言うのも笑える所である。
それも、ザンビアのチンゴラという町に3つあるだけなので、信号は皆無といってもいいくらいである。

集落の中以外は100kmオーバーで皆突っ走っているので、ホントに1時間で100kmオドメーターは進む。
但し、最近はアフリカの地にもスピードガンという文明の利器が入って、それで測って地元のお巡りさんが小遣い稼ぎをしていたりするので油断は禁物だが・・・・・

 

●国民性について
ひとくちにアフリカといっても北はエジプトから南は南アフリカと広くて色んな人種が住んでいる。
南アフリカだけはどっちかと言うと別格で、あそこはもうヨーロッパの飛び地じゃないかと思えるほどすべてにおいて進んでいて、一番文明人が住んでいると思う。
親方が知っていると言えば、ケニア、タンザニア、ザンビア、コンゴ辺りであるが、基本的には貧しくてずるい人達が殆どだと思って間違いないと思う。
その人達の悪口を言いたくはないが、やっぱりそうとしか言えない。

その中でもケニア人とザンビア人は、比較的まじめと言うか厳格な部分を持っているように思う。
タンザニア人は、長い間共産主義であった為に、のほほんとしていてファジーである。
一番分からないのがコンゴ人である。
それは、コンゴ人自身がそう言ってるんだから間違いないと思う。
気位が高くて、礼儀正しくて、ずるくて、計算高くて、人に取り入ろうとするし、明るくて、いい加減で、執念深い。
それがコンゴ人の性格だと思う。

どこの国にも言える事だが、植民地の歴史を持っているという事が彼らの性格を形成しちまったんだろうなと思う。
言語を見ると旧宗主国が分かる。
英語とフランス語とポルトガル語の国が殆どだろう。
イギリスであったりフランス、ベルギー、ポルトガルの植民地支配を長い間受けて搾取される事に慣れきっている。
支配の時代を反面教師にしないで、支配者に取り入って自分だけは甘い汁を吸いたい、支配階級になったら市民の事を考えるのではなく、支配された頃と同じ事をすることしか考えない、そんな思考が彼らの根底に有るように思う。

つづく・・・ To be contine

 

 

 

戻る

 

 

 

    足あと&ご意見 :このコーナーへ、ひと言ご質問、ご意見、ご感想などをお書き下さい。